米国株ETF

【VYM】10年増配率80.9%の米国高配当ETF|分配金・構成銘柄・ETF比較を徹底解説

この記事で解決できるお悩み

VYMの最新の分配金の状況を知りたい。できれば増配率も知りたい

SPYDやHDVなどの代表的な高配当ETFとの違いを教えてほしい

VYMのメリットだけでなくデメリットも知りたい

TK
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こんな悩みを解決できる記事を書きました。

米国株YouTuberとして7000人のチャンネル登録者がいます。
実際に米国株ETFへ毎月つみたて投資しています。

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2020年に米国株ETFの情報を毎日配信することでチャンネル登録者7000人を達成しています。

もしあなたがVYMに興味をもっているのなら、ぜひ、このページを読んで下さい。VYMがどんな特徴をもったETFで、どんな投資家にとって価値があるのか良く理解することができるでしょう。

結果として、あなたの投資目標やリスク許容度と情報を照らし合わせることで、正しい投資判断を下すことができるようになるでしょう。

VYMの基本データ

VYMはあの有名なバンガードが提供する高配当ETFです。まずは基本データを確認していきましょう。

ティッカーVYM
経費率0.06%
分配回数4半期ごと
純資産総額$37,657 million
設定日2006/11/10
銘柄数411
利回り2.73%
PER17.7

VYMはさすがバンガードが販売しているETFだけあって、経費率が0.06%とかなり低く設定されています。

設定日も2006年ということで歴史があるため、過去の値動きからリスクも想定しやすいでしょう。

一方で高配当ETFの割には利回りが2.73%と低くなっているのが気になります。米国の株高に引っ張られて利回りが低下しているとも考えられます。

VYMの分配金情報

高配当ETFですので過去から現在までの分配状況を確認していきたいと思います。

日付分配金(ドル)
2021/12/170.9386
2021/9/200.7488
2021/6/210.7523
2021/3/220.6564
合計2.1575

2021年9月の分配金は6月と比較すると微減となっています。VTIは増加しているところを考えると物足りなさも感じますね。

VYMの構成銘柄の影響か、アフターコロナの増配の状況が芳しくないのは気になります。

日付分配金(ドル)
2020/12/210.8069
2020/9/210.7053
2020/6/220.8368
2020/3/100.5544
合計2.9061

2020年3月はコロナショックの影響をもろに受けて配当金額が減少しましたが、それ移行は非常に良好な分配金支払額となっています。

最終的なTotalの分配金も2019年の$2.8418を超えて$2.9061となっています。

やはり分配金に関しては株価と比べても外部要因の影響を受けにくいですね。

日付分配金(ドル)
2019/12/230.7791
2019/9/240.7864
2019/6/170.6247
2019/3/250.6516
合計2.8418

2019年の分配金は2018年と比較してしっかりと増配されています。SPYDなどは増配傾向があまりみられない中、VYMは着実に増額されていく点は評価できるのではないでしょうか。

日付分配金(ドル)
2018/12/240.7388
2018/9/260.6718
2018/6/220.6302
2018/3/260.6084
合計2.6492

2018年も2019年と同様に着実な増配が確認されています。増配率で考えるとVTIよりも緩やかな印象があります。

VTIの増配状況に関しては以下の記事を確認して下さい。最新情報を確認出来ます。

【2021年版】VTIの特徴まとめ|グロース&増配の超優秀ETFの強みと弱み2020年6月のVTI配当金について徹底解説します。VTIホルダーや米国株ETFの長期投資を検討している投資家にとって役に立つ情報です。...
日付分配金(ドル)
2017/12/210.6431
2017/9/200.6020
2017/6/230.5960
2017/3/220.5600
合計2.4011

2017年の合計の分配金額は$2.4011でした。

2020年の合計が$2.9061ですので4年で21%の増配となっています。

2011年は分配金額が$1.327でしたので10年間の運用で80.9%の増配ということになります。

もし2011年に一括でVYMを買っていた場合、2020年の分配金換算では利回り6.53%という計算になります。

長期投資のパワーを感じますね。長期投資に関してはバンガードの投資哲学を勉強することをオススメします。

バンガードの投資哲学~経済的成功への4原則バンガードの英語版サイトにしかない「投資の原則」を翻訳しわかりやすくまとめています。すでにバンガードは日本から撤退していて日本語版を読む事は出来ないので、この記事を参考にして下さい。...

VYMの構成銘柄

VYMは時価総額加重平均で銘柄が構成されているため、Top10の構成比率はある程度高くなっています。

JPモルガン3.7%
ジョンソン&ジョンソン3.3%
ホームデポ2.7%
P&G2.6%
バンク・オブ・アメリカ2.4%
コムキャスト2.0%
エクソンモービル1.9%
ファイザー1.8%
シスコシステムズ1.8%
ベライゾン1.7%
上位10銘柄の構成比率23.9%

知らない銘柄がないくらい有名所が揃っています。

しかしどの銘柄を見ても旬といいますか、成長フェーズは過ぎている銘柄が並んでいるのがわかります。

やはり高配当を出すということは、ある程度ベテランの企業であって、企業の成長ではなく株主への支払いへ資金を回しているようですね。

VYMのセクター比率

ETFを見る上でセクター比率は重要です。セクター比率によって株価の動きや、環境に応じた配当支払い、調子などが変わってきます。

金融22.5%
生活必需品12.8%
ヘルスケア12.4%
資本財9.8%
一般消費財8.4%
公益事業7.9%
テクノロジー7.7%
エネルギー7.1%
通信サービス7.1%
素材4.3%
不動産0.0%

金融セクターや生活必需品セクターが多い構成となっています。リーマンショックでは金融セクターや不動産セクターが大ダメージを受けたので、そういった状況では下落率が高くなりそうです。

一方でテクノロジーセクターは少ないので、テック株の暴落には影響を受けにくそうではあります。

VYMの長所

VYMの長所をまとめます。

  • 連続増配年数が良好
  • 10年増配率が2倍を超える
  • 利回りは平均して3%くらい
  • リーマンショックを経験した歴史あるETF
  • 世界一の運用会社バンガードのETF

連続増配年数が良好

投資家
投資家
連続増配年数ってなに?重要なの?
TK
TK
米国の企業は株主への還元意識が高く、毎年配当金を増配する企業が多く存在します。中には何十年も増配を続けている企業もあり投資家の配当収入を底上げしてくれます

10年増配率が2倍を超える

一般的なサラリーマンを想像してみて下さい。

月収が30万円のサラリーマンが10年後に月収60万になっている可能性はどれくらいあるでしょうか?

VYMの10年増配率が2倍の凄さが想像できると思います。

米国株ETFの特徴比較表米国株ETFの特徴比較表

他のETFの10年配当変化率も確認してみて下さい。

VYMの優秀さが明確化されますね。

リーマンショックを経験した歴史あるETF

VYMの運用開始は2007年です。

リーマンショックの際のパフォーマンスがわかっていることは心強いですね。

一方でHDVやSPYDはリーマンショック後に運用開始されています。

特にSPYDに関しては始めてリセッションを経験し、多くの投資家がその下落率に戦々恐々としていました。

TK
TK
長期投資を前提としているからこそ、データが蓄積しており信頼がおける銘柄を選びたいですね

バンガードのETF

代表的なETF運用会社は上記の3社です。

ETFで重要なのは運用規模です。

運用規模が大きいほどETFの手数料が圧縮され、お得に運用することができます。

TK
TK
バンガードの最安手数料は0.03%です。1000万円運用しても年間3000円の手数料です。

VYMの短所

VYMの短所は以下の通りです。

  • トータルリターンではSPYに負ける
  • 配当利回りはSPYDやHDVに負ける

トータルリターンではSPYに負ける

S&P500は直近10年間のパフォーマンスが非常に良好です。

高配当ETFの宿命とも言えますが、こういったグロース株を含むETFにはトータルリターンでは勝てないと思ったほうがいいです。

そう入ってもVYMはかなり良い線いっていますね。

高配当+増配+株価の成長の三拍子が揃っています。

配当利回りはSPYDやHDVに負ける

VYMは高配当ETFに分類されますが、他の高配当ETFに利回りで負けてしまいます。

  • VYMは平均して3%前後
  • HDVは平均して3.5%前後
  • SPYDは平均して4%前後

それでも増配を加味するのであれば、長期保有すればするほどVYMに分があると考えられます。

他のETFとの比較

今回はVYMとSPYD、HDVを比較しています。

直近の頃なショックで各ETFに違いが出てきています。

株価の推移としてはSPYDの下落率が大きいです。

S&P500の高利回り上位80銘柄をピックアップする方法が裏目に出ていますね。

VYMとHDVは同様の推移を示しており悪くないチャートです。

それぞれのETFの利回りを示しています。

SPYD>HDV>VYMとなっています。

投資家
投資家
高配当ETFなんだからSPYDの方がいいってこと? 
TK
TK
インカム狙いの長期投資では現状の利回り以外にも注意すべき点があります。
  • 連続増配年数
  • 増配率
  • 減配耐性
  • セクター比率

VYMは他の高配当ETFに利回りでは負けていますが、連続増配年数、増配率では勝っています。

こちらの表にあるように10年の配当変化率を見ると、VYMは圧倒的です。(10年で配当が2.604倍)

この10年配当変化率は10年前に購入したETFの配当が2.604倍になっているということです。

経費率はVYMが最も安いですが、そこまで大きな差ではありません。

まとめ:長期投資ガチ勢なら本命ETFになる

長期投資は20年30年のスパンで考える必要があります。

その場合、見かけ上の利回り以外にも考えるべきことはたくさんあります。

繰り返しになりますが、

  • 増配傾向
  • 連続増配
  • 適度な株価成長
  • 適度な利回り

VYMは長期投資をする上で非常にバランスが良いETFといえます。

TK
TK
長期投資では何度もリセッションという嵐が来るはずです。ある程度バランスが良いVYMのようなETFであれば一緒に乗り越えられそうですね

よかったら動画でも解説しているので参考にして下さい。

他のETFに関しても紹介しているので、あなたに最適なETFを見つけてもらえればと思います。

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