- 本記事の内容
・HDVの長所
・HDVの短所
・HDVの購入方法
- 本記事の信頼性
・ガチガチのHDVホルダー
・投資歴13年
・登録者5900人の米国株投資家YouTuber
・大手製薬企業に勤務
2019年12月より米国株投資家YouTuberとして活動しています。
米国株ETFへの長期投資でFIREを目指しています。
米国株ETFだと情報が英語だったりしてわかりにくい場合が多いですよね。
投資は全て自己責任だからこそ、よく理解した上で買いたいです。
HDVは高配当だけど財務健全な優秀銘柄がピックアップされており、長期投資で結果を出したいひとにピッタリのETFです。
頑張って紹介しますので、是非お付き合いください。
HDVの長所8選

HDVに多くの長所が存在します。
これはHDVがスマートベータETFという比較的新しいタイプのETFであることが大きいです。
スマートベータETFとは従来のTOPIXなどのように時価総額や株価にウエイトを置くのではなく、配当金や売上、ROEなどにウエイトを置く手法のETFです。
高い配当利回り
HDVの2020年5月23日時点の利回りは4.51%です。
コロナショックの影響で株価が下がり相対的に利回りが上がっているのもありますが、非常に魅力的な利回りです。
HDVはコロナショック後の2020年3月25日にも配当支払いが行われていますが、非常に良好な配当支払いとなっています。
次でご紹介しますが、財務健全性が良好な銘柄で構成されているのが一因と考えられます。
財務健全性が良好
HDVは銘柄を選択する際に「デフォルト懸念スコア」という判断基準が採用されています。
上記の10銘柄が上位保有銘柄です。
多くの銘柄が連続増配を行っている配当貴族銘柄です。
それだけ財務健全で投資家へ還元する余力があるということですね。
暴落耐性が良好
多くのETFがコロナショック後に配当が減ってしまい利回りが低くなっています。
一方でHDVは3月の配当支払いが非常に良好でした。
もちろん6月の配当支払いにも注意が必要ですが、暴落耐性を示した1例だと言えます。
ブラックロックが運用
ブラックロックは世界No1の運用額を誇る運用会社です。
ブラックロックはそういった観点では安心して選ぶことができる運用会社です。
手数料が安い
HDVの年間運営経費率は0.08%です。
非常に安い手数料で運用を任せることができます。
HDVは3の倍数月に銘柄組み換えという調整を行います。
こういった手間を考えると本当にありがたい手数料となっています。
スマートベータETF
区切る時期にもよると思いますが、時価総額加重平均というスタンダードな方法に上回ったというのは心強いですね
アクティブな銘柄組み換え
HDVは年間で57%の銘柄が組み換えられています。
この数値は他の高配当ETFと比べると大きいです。
VYMの場合は7%程度です。
一長一短ありますが、コロナショックなどがあり対応が必要な場合はありがたいですね。
またこれだけ組み換えを行ってもVYMとHDVの手数料は0.02%しか違いません。
安定セクター比率が高い
上記の数値は私が個人的に計算した数値です。
米国には景気敏感セクターと安定セクターが存在します。
HDVのスコアはVOOに次ぐ57.79であり、非常に良好でした。
やはり財務健全性が銘柄の選択基準であることが効いていそうですね。
HDVの弱点3選
エネルギーセクター比率が高い
上記のグラフを見ると、最も比率が高いのがエネルギーセクターです。
これからHDVを購入するのであれば、エネルギーセクターの銘柄には要注意です。
銘柄組み換え頻度が高い
繰り返しになりますが、銘柄組み換えの頻度は高いですが、手数料はリーズナブルなのでそこまで気にする必要はないでしょう。
上位10銘柄の構成比率が高い
保有上位10銘柄の構成比率は61.77%です。
これは他の高配当ETFと比べてもダントツで多いですね。
もしこのエネルギーセクター銘柄がコケてしまったらHDVもタダでは済みません。
HDVの購入方法
SBI証券での購入
HDVはSBI証券の外国株式の取引から購入することができます。
ティッカー入力欄にHDVと入力して下さい。
HDVのページの買付タブをクリックして下さい。
実際の買付画面です。
株数と価格、預かり区分を選択して下さい。
SBI証券では外貨を持っていなくても円貨決済も可能です。
まとめ:高配当と財務健全性を両立した優秀ETF

HDVの長所と短所をご理解頂けたでしょうか?
簡単にまとめると以下の通りです。
- 利回りが高くインカム投資家に最適
- 財務健全性が高く安定感が高い
- コロナショック後も配当支払いが良好
- ブラックロックによる運用で安心感あり
- スマートベータETFにしては抜群に手数料が安い
- アクティブな銘柄組み換えで不安材料は排除
- 安定セクターが多いので不況時も安心感がある
HDVは高利回りで安心感もあるバランスの良いETFということです。
今回は以上になります。