中国株

第2の中国恒大を探せ!?中国の不動産関連株の財務を徹底リサーチ

この記事で解決できるお悩み

中国恒大以外の不動産株の状況を知りたい

中国恒大は氷山の一角なのか知りたい

中国株の財務データから事実だけを知りたい

TK
TK
こんな悩みを解決できる記事を書きました。

米国株YouTuberとして7000人のチャンネル登録者がいます。
中国株や中国株ETFにも実際に投資しています。

TK'sマネースクールのYouTubeチャンネルの画像

中国株に関する情報は非常に少ないですが、私は書籍やブログ、詳しい知人から情報を得て中国株市場へ投資してきました。

サブチャンネルでTKの中国株投資チャンネルも運営しています。

もしあなたが中国恒大の債務問題の影響に興味があるなら、ぜひ、このページを読んでみて欲しいです。そうすれば、中国の中国恒大以外の不動産関連株の状況が理解できるはずです。

結果として、あなたは現在の不安定な株式市場の状況を、リアルデータから判断することができるようになるでしょう。

中国恒大集団の財務データ

 

まずは中国恒大集団の財務データを見ていきます。

中国企業は決算報告でかなりサバを読むとも言われているので注意が必要ですが、他の不動産企業と比較するためにもチェックしておきます。

楽天証券より引用 中国恒大集団楽天証券より引用 中国恒大集団の財務データ

財務データで気になるポイントを以下にまとめます。

  • 2019年に無配になっていて、2020年も配当はかなり少ない
  • 当期利益は2020年12月の決算まで一度も赤字になっていない
  • 売上高は2020年12月の決算まで順調に上昇していた
  • 2021年12月の予想数字も良好なものが並んでいる

中国恒大集団の発表している決算データからは、こんなに急にデフォルトの危険が表面化するとは想像出来ないですね。

唯一気になるのは2019年12月には配当金が支払えなくなっているということです。

楽天証券より引用 中国恒大集団の10年チャート楽天証券より引用 中国恒大集団の10年チャート

中国恒大集団は2018年に株価が天井を付け、その後は右肩下がりとなっています。

2021年になってからは暴落と言って差し支えないチャートを形成していますね。

中国の不動産はバブルであり、空室ばかりだけどとにかくマンションを立てまくっているというニュースを聞いたことがあります。

不動産価格が上昇を続けていれば問題はなかったのでしょうが、中国政府が不動産の締め付けを開始したことにより不健全な状況が一気に表出したのかもしれません。

ちなみに私は中国二季報(中国版四季報のようなもの)を定期購読しているのですが、1年前の2020年夏秋号で中国恒大集団は最高評価のAランク、予想配当利回りは8.4%と記載されていました。

経営を多角化しており、旅行・レジャー、宇宙・人工知能、健康・病院経営、高齢者介護、新エネルギー車などの分野に参入していると記載されています。

こういった記載を見かけたらちょっと危ないかな?と思う必要があるのかもしれませんね。

中国の不動産企業の紹介

主な中国の不動産企業

碧桂園(02007)

カントリー・ガーデンと読みます。

楽天証券より引用楽天証券より引用

チャートは中国恒大集団とそこまで似ているわけではありませんが、2018年から継続的に下落しています。

楽天証券より引用楽天証券より引用

配当金はしっかりと払えていますが、PERはかなり低い位置にあります。

自己資本比率が低く、負債比率が高い、流動比率も低いということで、あまり現状は良くないことが想像できます。

中国海外発展(00688)

他の不動産企業と異なり2019年まで株価が持ちこたえた後、下落に転じて来ています。

2021年に入ってからの下落も、比較的小さいように見えますね。

配当金はしっかりと支払えていますがPERはかなり低い状況です。

不動産バブルにより売上高は上昇しているが、その他がついてきていないのでしょうか。

流動比率、自己資本比率、負債比率それぞれ良くはありませんが、他の不動産企業と比べるとマシな方です。

こういった現状を株価はしっかりと反映しているように見えますね。

サンフンカイ・プロパティーズ(00016)

サンフンカイの10年チャートは中国恒大集団と異なり、10年間ボックス相場となっています。

サンフンカイ・プロパティーズのチャートサンフンカイ・プロパティーズのチャート

流石に直近では中国恒大集団の影響を受けてか株価が大きく下がっていますね。

楽天証券webサイトより引用楽天証券webサイトより引用

自己資本比率や負債比率、流動比率を確認しても問題はなさそうに見えます。

楽天証券より引用楽天証券より引用

配当の支払いも2021年までしっかりと行うことが出来ていますね。

当期純利益は2020年2021年と低下してしまっていますが、環境を勘案すると致し方ないところでしょう。

チャイナ・リソーシズ・ランド(01109)

チャイナ・リソーシズは2019年4月くらいまで株価が堅調に推移していました。

配当金も他の不動産企業とは異なり、増配しています。

直近数年間でPERの急な低下も確認されていません。

売上高は4年前の2016年と比べると2倍近くまで伸びています。

自己資本比率、負債比率、流動比率を見ると良くはありませんが、他の不動産企業と比べると悪くないように見えます。

万科企業(02202)

万科企業は以前まとめ記事を作成しています。

【中国株】中国No.2の不動産銘柄|万科企業の強みと弱み中国の不動産セクターNo.2の万科企業について徹底解説。日本の証券サイトでは得られない深堀り情報を紹介します。...

当時も不動産バブルについては言及していますが、万科企業には前向きなコメントをしています。

現状はどうなのか見てみましょう。

楽天証券より引用楽天証券より引用

中国恒大集団と似たチャートパターンをしていますね。

2021年に入ってから株価が大きく下落しています。

楽天証券より引用楽天証券より引用

配当金は2020年まではしっかりと支払えているようです。

一方でPERは中国恒大集団と似た数値まで落ち込んできていますね。

利益も順調に増加しているように見えますが、本当のところはどうなのか心配です。

楽天証券より引用楽天証券より引用

流動比率が若干低めでしょうか。

自己資本比率も低く、負債比率は高くなっています。

ここを見ると明らかにヤバそうですね。

中国の不動産企業のリスクまとめ

簡単に各不動産企業の状況をまとめると以下のようになります。

中国政府が引き締めを継続、もしくは強化することにより危機的な状況に陥りそうな巨大企業はまだまだあります。

  • 万科企業・・・かなり悪い
  • 碧桂園・・・かなり悪い
  • チャイナ・リソーシズ・ランド・・・まだマシ
  • 中国海外発展・・・まだマシ
  • サンフンカイ・プロパティーズ・・・良いほう

また万が一、中国恒大集団がデフォルトになった場合、銀行もかなり痛むはずなので、そこからの締め付けによる連鎖なども想像できそうです。

くれぐれも試しに買ってみようなんてことはしないことをオススメします。

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