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【2021年版】VEUを買うべきか?「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF」の構成銘柄・メリット・デメリットを解説

こんな人へおすすめの記事

米国市場の過熱感・割高さに疑問を感じている

割安な地域、銘柄へ分散投資をしたいと考えている

米国以外へ投資できるVEUについて詳しく知りたい

TK
TK
この記事ではVEUの特徴と投資する意義について解説します。 

米国株YouTuberとして「TK’sマネースクール」というチャンネルを運営しており、約7000人の登録者がいます。
TwitterPostprimeでも情報発信しています。

もしあなたが米国の過熱感を懸念し米国以外へ投資したいと考えているのであれば、ぜひ、このページを読んで下さい。VEUという選択肢が、米国以外へ投資するための優れた方法であることを理解してもらえると思います。

結果として、あなたは的確に分散されたポートフォリオを構築しリスク低く資産を形成していくでしょう。

VEUの特徴

VEUはバンガードから販売されているETFであり、米国を除く全世界へ投資することができる面白いETFです。

現在、米国市場は高成長が10年以上続いており、流石に割高感が否めない状況になっています。(バブルと言っても良いでしょう)

そんな中、分散投資をしようとしても全世界株式ETFのVTであっても、米国の比率が60%を超えてしまっており、分散効果が期待できません。

今の世界経済は米国市場以外はかなり割安な状況に放置されています。そこで役立つのがVEUということです。

基本データ

以下にVEUの特徴を表にまとめます。

ティッカーVEU
経費率0.08%
利回り2.31%
PER3.39
純資産総額$53.64B
1年間のトータルリターン26.2%
10年間のトータルリターン10.31%
構成銘柄数3608

経費率は十分に低く、銘柄数も3608と十分分散が効いています。PERが3.39と低いのは、それだけ資金が集まっておらず、不人気であるということでしょう。

しかし、気をつけるべきなのは、これまでのパフォーマンスとこれからのパフォーマンスは切り離して考えなければいけないと言うことです。

構成銘柄

銘柄比率
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.台湾1.8
テンセント中国1.3
サムスン韓国1.2
ネスレスイス1.2
ASML Holding NVオランダ1.1
ロシュスイス0.9
アリババ中国0.9
トヨタ日本0.8
アストラゼネカイギリス0.7
LVMH Moet Hennessy Louis Vuitton SEフランス0.6

いろんな国にしっかり分散されていますね。VEUは時価総額加重平均で調整されているので、米国を抜くことで、多様な銘柄構成が実現できています。

地域別構成比率

構成比率も非常にバランス良く分散されています。新興国市場が25%、ヨーロッパが40%、太平洋諸国が27%です。

新興国にはアフリカやブラジル、ロシアなどが入っていると想定されます。

これだけ分散されて経費率が0.08%というのはお得な気がしますね。

一方で国別の比率を見ると日本が最も多くなっています。

バンガード ファクトシートより引用 国別の比率バンガード ファクトシートより引用 国別の比率

日本人として日本のリスクはすでに背負っているので、日本が多く構成されているのはネガティブな感じがしますね。それ以降をみると中国以外はヨーロッパ諸国が多く含まれているのがわかります。

セクター比率

金融19.1
一般消費財14.1
テクノロジー14.1
資本財14
ヘルスケア9.6
生活必需品7.6
素材6.8
エネルギー5.3
情報コミュニケーション3.5
公益事業3.0
不動産2.9

VEUはテクノロジーセクターの比率がそこまで高くないのが特徴ですね。裏を返せば米国以外は、画期的なテクノロジーが次々生まれるような状況にないとも言えるでしょう。

しかし確実に消費は増加して、人口もそうかしていっているので、テクノロジー以外の要因で株価が上昇していくという可能性は十分考えられるでしょう。

VEUをオススメする根拠

VEUは過去10年程度を見るとパフォーマンスが高くないため、不人気なETFとなっています。しかし現在は米国があまりにも急上昇しすぎており、ある程度の資産をほかへローテーションする必要性が出てきています。

その点に関して、新興国を始めとした国々が経済的には決して問題があるわけではない、むしろ高い成長性を誇っているということをデータを用いて紹介していきます。

米国への資金の集中

以下に示すのは世界の時価総額トップ10企業のランキングです。

1アップル2.46兆ドル
2マイクロソフト2.29兆ドル
3アルファベット1.93兆ドル
4サウジアラムコ1.87兆ドル
5アマゾン1.76兆ドル
6フェイスブック1.05兆ドル
7テスラ7570億ドル
8バークシャー・ハサウェイ6300億ドル
9TSMC5630億ドル
10エヌビディア5590億ドル

水色で示した部分が米国の企業です。世界トップ10のうち8社は米国企業が占めています。流石に米国に資金が集まりすぎているという印象を受けるのではないでしょうか。

一方で1989年を振り返ると、この世界企業の時価総額ランキングは7社が日本企業で占めていました。まさに同様の状況が米国で生じていると言っても良いでしょう。

これからの20年でまたこのランキングも大きく変動することでしょう。

新興国のGDP成長

ステート・ストリートより引用 世界のGDP成長率ステート・ストリートより引用 世界のGDP成長率

上の図は世界のGDP成長率を示しています。

ご覧の通り新興国は高いGDP成長率となっており、米国を大きくアウトパフォームしています。またヨーロッパやイギリスなどもしっかりとした成長を遂げていることがわかります。

GDPは良好だが、株価は低調である。といった不自然な歪はいずれ是正される可能性が高いのではないでしょうか。

新興国の人口増加

図に示されているように、人口が大きく増加傾向にあるのは新興国を始めとしたアジア、アフリカ、南アメリアといった地域です。

人口が増加することにより、消費の増加、生産力の増加が起こり、結果として地域に根ざす企業の発展に繋がります。

そういった観点では新興国へ投資することは悪くない選択肢ではないでしょうか。

実際に世界の地域別GDPを確認してみると、先進国や米国は低下傾向ですが、新興国は継続的に上昇しているのがわかります。

PERは平均へ回帰する

現在、米国市場は非常に割高になっており、ナスダックのPERは114.25となっています。歴史的には20程度で推移しているので、恐ろしいくらいの高さまで上昇していることがわかります。

一方で中国を始めとする新興国は非常に低い値にとどまっています。こういった割安の時に投資をしていきたいものです。

VTは分散できていない

米国だけに投資をするのはリスキーだからVTに投資をするといった投資家もいると思います。

ご覧いただいて分かる通り、VTはほぼ60%が米国株で占められています。全世界に投資していると思いきや、多くが米国なので、結局はリスクは米国次第ということになります。

もちろん価値のあるETFではあるのですが、これだけを盲信するのは危険です。

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VEUの過去の値動き

VEUの過去の値動きは新興国ETFのVWOに非常によく似ており、2008年につけたピークをまだ更新できずにいる状況です。

米国はここ10年で大きく上昇しているため、相対的にVEUのようなETFが不人気になるのは当然といえば当然でしょう。

VEU,S$P500,VWOの比較チャートVEU,S$P500,VWOの比較チャート

青のラインがS$P500、紫がVWO、VEUは緑色のラインです。

構成銘柄が似ているからか、VEUとVWOは似たいようなパフォーマンスとなっています。

一方でS&P500は目のさめるような急上昇となっています。

これから暴落相場がもし来るのであれば、上昇していない分、下がりにくいのはVEUでしょうし、逆に上昇しやすいのもVEUではないでしょうか。

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まとめ

今回は米国を除く全世界へ投資できるVEUについて紹介してきました。

VEUの特徴をまとめます。

  • 過去13年ほど低調な値動きをしている
  • PERが低く、投資家には不人気である
  • 新興国や米国以外の新興国で構成されており、バランスが良い
  • 経費率が0.08%でありコストパフォーマンスは良好
  • 新興国はGDPの上昇や人口増加の観点から、今後も経済発展しそう

経済は波のようなもので、良いときもあれば悪いときもあります。

そういった観点では、良いものだけでなく、悪いもの(株価が低迷している)をポートフォリオに加えるのも、ある意味では分散投資になると考えています。

現在は世界的に金利の上昇や富の再分配について議論がされている状況です。いつ経済の主役が置き換わってもおかしくはないはずです。

個人投資家はそういった変化に惑わされず、常に規律性をもって投資をすべきです。その詳細は以下の記事を参考にして下さい。

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