米国株ETF

【増配vs高配当】米国株ETFのVIGとVYMどちらを選ぶべきか徹底比較

【増配vs高配当】米国株ETFのVIGとVYMどちらを選ぶべきか徹底比較
こんな人へおすすめの記事

資産形成においてVIGとVYMどちらを選ぶべきか迷っている

分配金がしっかり支払われる米国株ETFへ投資したい

FIREに向けてインカムとキャピタルのバランスが良いETFを保有したい

TK
TK
この記事を読むことでVIGとVYMについて詳しく知ることができます

米国株YouTuberとして「TK’sマネースクール」というチャンネルを運営しており、約7000人の登録者がいます。
TwitterPostprimeでも情報発信しています。

もしあなたが米国株ETFへ長期投資することを考えているのであれば、この記事を参考にして下さい。VIGとVYMの違いについて詳しくなることで、あなたが何に投資すれば良いか明らかになるはずです。

VIGとVYMの基本特性

VIG(バンガード米国増配株式ETF)とVYM(バンガード米国高配当株式ETF)はどちらも世界的な資産運用会社であるバンガードのETFです。

どちらも低コストでしっかりとした運用実績のある素晴らしいETFなのでどちらが良いか迷ってしまう人も多いと思います。

まずはVIGとVYMの基本特性を紹介していきます。

ティッカーVIGVYM
経費率0.06%0.06%
分配利回り1.53%2.69%
純資産総額(百万ドル)64,955.7139,766.43
設定日2006/04/212006/11/10
分配回数/年44
構成銘柄数268411
PER23.217.7
PBR4.72.6
利益成長率11.3%7.9%
設定来年平均リターン9.75%8.3%
10年平均リターン14.49%13.35%
1年平均リターン21.42%31.53%

分配金利回りではVYMに利がありますが、平均リターンではVIGに軍配が上がります。VYMのほうが割安ですが、VIGのほうが利益成長率が高いです。

構成銘柄の観点ではどちらも十分に分散されており、設定年も同じ2006年です。

VIGの方が純資産総額が倍くらい多いため、人気はVIGの方が高いことが想像できます。

VIGの特徴
  • パッシブ運用
  • フルインベスト
  • ラージキャップ・バリューとグロースの中間
  • 10年以上連続で増配している米国株で構成

VYMの特徴
  • パッシブ運用
  • フルインベスト
  • ラージキャップ・バリュー株メイン
  • 高い配当利回りの米国株で構成

配当金のトータルリターンへの貢献配当金のトータルリターンへの貢献
TK
TK
歴史的には配当金がリターンへ与える影響は大きいです!

VIGとVYMの分配金実績

分配金に強みをもつETFどうしなので、過去の分配金実績は重要です。

設定来の分配金の支払い状況を確認していきましょう。

VIGの分配金実績VIGの分配金実績
VYMの分配実績VYMの分配実績

VIGは$0.098から$0.7まで増配されており、VYMは$0.175から$0.749まで増配されています。

どちらも年を経るごとに着実に分配金が支払われていますが、VIGのほうが増配傾向が良好なようです。

TK
TK
出だしは倍くらい差があったのに、直近では同程度の配当額になっています。VIGすごい!!

VIGとVYMの増配傾向

VIGとVUMの増配傾向について、設定日と比較した増配率を算出して比較します。

VIGの増配傾向(筆者作成)VIGの増配傾向(筆者作成)
VYMの増配傾向(筆者作成)VYMの増配傾向(筆者作成)

増配傾向としては、設定日から換算して、VIGが714%、VYMが428%の増配となっていました。

現状の分配金額はVIGが1.53%でVYMが2.69%ですが、年を経るごとにその差は縮まっていくということがわかります。

TK
TK
VIGの1.53%の分配金が15年で10.92%に、VYMの分配金は15年で11.51%とほぼ変わらなくなります
  • VIGとVYMの過去データでは15年で分配額はほぼ同等になる(設定来で比較)
  • 20年30年スパンで考えるとVIGがVIMの分配額を抜く
  • 15年以内であればVYMのほうがもらえる分配金が多い

VIGとVYMの過去データ

続いてはVIGとVYMの過去データを比較していきます。

2006年から2021年までのVIGとVYMの比較データ2006年から2021年までのVIGとVYMの比較データ

VIGは15年で237%、VYMは134%の上昇という結果でした。その差は103%でした。

もし2006年に1000万円投資をしていたら1003万円の差がついているということですので、その差はとてつもなく大きいです。

TK
TK
15年で増配により分配金は同程度になり、キャピタルゲインはVIGの圧勝という結果です。

しかし上のチャートでわかっているのは、単純なキャピタルゲインだけです。分配金を毎年再投資して、15年間投資した場合はまた違う結果になるかもしれません。

Portfolio visualizerでバックテストしてみましょう。

バックテストの条件
  • 2006年から2021年を比較
  • 初期投資額は$10000、毎月の積み立ては$500
  • 分配金は全額再投資に回す

VIGとVYMの比較チャート(トータルリターン)VIGとVYMの比較チャート(トータルリターン)

VIGが青いライン、VYMが赤いラインです。想像以上に僅差の勝負になっていますね。

最終的なリターンはVIGが$332,496でVYMが$289,624です。日本円換算するとおよそ488万円です。

TK
TK
決して無視できない差がありますね!

序盤から高配当であるVYMが配当を再投資することにより、トータルリターンにはあまり差がつかなかったということでしょう。

むしろ2016年や2017年はVYMがアウトパフォームしています。

VIGとVYMの分配金収入の推移VIGとVYMの分配金収入の推移

分配金の増配傾向ではVIGが優秀でしたが、分配金の支払額では圧倒的にVYMが多く支払ってくれています。

TK
TK
VYMは2020年には$7,139、つまり日本円では81万円の分配金を支払ってくれるようになっています

一方でVIGは50万円くらいです。キャピタルゲインの影響で2021年時点でトータルリターンはVIGのほうが勝っています。

最強株式分析ツール~Portfolio VisualizerでETFをバックテストする方法株式投資でPortfolio Visualizerを活用してETFや株式のバックテストを行う方法を徹底解説します。株式投資で利益を上げるためには分析ツールを活用して特徴をしっかりと理解することが重要です。...

VIGとVYMの構成銘柄

ここからは更に深くVIGとVYMについて調べていきます。

構成銘柄の上位10銘柄はそれぞれ以下の通りになっています。

VIG
VYM
1位マイクロソフト4.51%JPモルガン3.72%
2位JPモルガン3.85%ジョンソン&ジョンソン3.26%
3位ジョンソン&ジョンソン3.76%ホームデポ2.67%
4位UnitedHealth3.26%P&G2.61%
5位Visa3.18%バンクオブアメリカ2.41%
6位ホームデポ3.08%コムキャスト1.95%
7位P&G3.02%エクソンモービル1.91%
8位コムキャスト2.26%ファイザー1.84%
9位アボット1.85%シスコシステムズ1.76%
10位ペプシコ1.84%ベライゾン1.71%
TK
TK
上位の銘柄はかなり似通っているのがわかります。

連続増配だから高配当であり、高配当だかこそ連続増配であるということでしょうか。

VIGとVYMのセクター比率

続いてはセクター比率を見ていきます。

VIG
VYM
資本財21.1%金融22.5%
一般消費財15.6%生活必需品12.8%
金融15.4%ヘルスケア12.4%
ヘルスケア13.9%資本財9.8%
テクノロジー13.4%一般消費財8.4%
生活必需品10.2%公益事業7.9%
素材4.2%テクノロジー7.7%
公益事業3.9%エネルギー7.1%
通信コミュニケーション2.3%通信コミュニケーション7.1%
エネルギー0%素材4.3%
不動産0%不動産0%

どちらのETFも不動産系の企業は保有していません。

TK
TK
どちらもしっかり分散が効いています。VYMは高配当ということで金融セクターが多く、VIGは連続増配の財務体質しっかり企業が多くセクターは選ばないというかんじでしょうか

パターン別おすすめETFの提案

各投資家の方針によってマッチするETFは変わります。誰にとっても最高のETFは存在しないということです。

今回は3種類のパターンに分類しておすすめがどちらのETFかご提案します。

トータルリターン重視派

トータルリターンを重視する投資家は間違いなくVIGでしょう。

バックテストではVIGの方がVYMよりも500万円ほどアウトパフォームしていました。(初期投資100万円、毎月5万円を積み立てたシュミレーション)

VYMは高配当なおじいちゃん企業、どちらかというとVIGの方が増配傾向のある成長企業に投資するイメージです。

おそらく時間が流れるにつれて、この差は広がっていくはずです。

TK
TK
若くて時間がたくさんあるなら、VYMよりもVIGに投資して、総資産を拡大していくのが理に適っています

分配金重視派

分配金額は15年経過した時点でVYMが81万円/年、VIGが50万円/月でした。さすが高配当ETFだけ合って大きなさとなっています。

一方でVIGは増配傾向が素晴らしいので、30年50年と経過した場合、ポートフォリオの分配金は逆転している可能性もあります。

しかし、日本人は特に分配金を重視する傾向があり、分配金により投資を続けるモチベーションをもらっている傾向があります。

TK
TK
特に50歳以上で一定の資金を投資できる場合、分配金額が多いVYMを選択するのは賢い選択でしょう

運用してキャピタルゲインを狙うのではなく、インカムを手にして人生を楽しむのも一つの選択です。

FIREを目指している

FIREを目指している投資家はどちらを選択すればよいのでしょうか?

観点としては入金力の違いを考慮すべきでしょう。

入金力があればあるほど、年平均リターンの影響は小さくなります。(早期に目標額を達成できるため)つまり高成長なVIGを選ぶのと、そうでないVYMの間の差が小さくなるということです。

もしあなたが入金力が高く、さらに今後もどんどん投資額を増やせるのならVYMでも良いでしょう。

もしあなたが入金力が低く時間をかけて投資する必要があるのであれば、VIGを選択する必要があるでしょう。

TK
TK
時間の力、つまり複利の力が働きやすいのがVIGです。あなたの入金力と相談してETFを選択しましょう。

VIGとVYMの買い方

VIGを買うにしてもVYMを買うにしても、長期に投資を継続できる状況を構築する必要があります。

投資の継続には自動化が欠かせません。

自動化するのにおすすめなのは楽天証券とSBI証券なので、その2つの証券会社を紹介します。

楽天証券(楽天カードで賢く積み立て)

楽天証券代表的なETFの買付手数料を無料にしています。

買付手数料が無料なETFは以下の通りです。

  • VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • SPY (SPDR S&P500 ETF)
  • RWR (SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF)
  • GLDM (SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)
  • GDAT (GS MotifデータイノベーションETF)
  • GDNA (GS MotifヘルスケアイノベーションETF)
  • GFIN (GS Motif金融イノベーションETF)

毎月買付をする個人投資家などには嬉しいサービスですね。

楽天証券の特徴
  • 楽天カードで投資信託に投資できる
  • リーズナブルな手数料
  • ポイントが貯まる・使える
  • 楽天のSPUが+1倍
  • 無料で使える取引ツールが充実している
  • 多彩な商品ラインナップ

楽天カード新規入会でもれなく2,000ptプレゼント

大手の証券会社はほとんどスペックに違いはありませんが、楽天証券は楽天ポイントやクレジットカード決済という点で差別化を図っています。

今なら楽天証券で口座を開設することにより登録不要のキャンペーン特典を受け取ることが出来ます。

楽天証券

SBI証券(安心の最大手証券)

SBI証券も代表的なETFの買付手数料が無料です。

以下に具体的な銘柄名を箇条書きにします。

  • VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • IVV (iシェアーズ S&P500 ETF)
  • SPY (SPDR S&P500 ETFトラスト)
  • EPI (ウィスダムツリーインド株収益ファンド)
  • DHS (ウィスダムツリー米国株高配当ファンド)
  • DLN (ウィスダムツリー米国大型株配当ファンド)
  • DGRW (ウィスダムツリー米国株クオリティ配当成長)

楽天証券とは買付手数料無料のETFの種類が少し違います。

SBI証券の特徴
  • 業界屈指の格安手数料
  • Tポイントが貯まる・使える
  • WEBサポート2020年「最高評価」獲得
  • IPO取扱実績No1
  • 米国株式取扱数4008銘柄

日本最大のネット証券会社です。サービスの拡充にも余念がなく、最近は三井住友カードによるクレカ積立のサービスをスタートしています。

今ならSBI証券で 口座開設することによりお得なキャンペーン特典を受け取ることが出来ます。

SBI証券

IG証券(デモトレードで初心者も安心)

IG証券では無料でデモ取引を行うことが可能です。

まずはリスクゼロで株式投資の練習をしたい場合、IG証券を活用すると良いでしょう。

デモトレードのメリット
  • 無料で株取引の練習ができる
  • 合計6000万円の仮想資金が提供される
  • リスクゼロで実際のリアルタイムレートを使ったトレードが可能
  • FXに加えて株価指数や株式、商品もCFDでトレード可能

今なら新規口座解説するだけで最大50,000円もらえるキャンペーンが行われています。

IG証券

まとめ

今回はVIGとVYMの比較データを紹介しました。

あなたに合ったETFがどちらか明確になったでしょうか?

VIGとVYMの特徴を以下にまとめます。

  • VIGはトータルリターンに優れている
  • VIGは15年間の増配率が700%を超えている
  • VIGは10年以上連続増配している企業で構成されている
  • VIGはより長期目線の投資家におすすめできるETF
  • VYMは分配金支払額に強みがある
  • VYMの15年間の増配率は400%程度
  • VYMはキャピタルゲインでVIGに遅れを取るが、配当再投資するとパフォーマンスは改善する
  • VYMは年配の投資家向け

是非、自分のポリシーに合ったETFを選択して言って下さい。

TK
TK
VIGとVYMについてもっと詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてくださいね
10年で118%の増配率~連続増配ETF「VIG」が面白い3つの理由|QQQとの比較VIGの特徴について知りたいですか?米国株ETFの中でも増配傾向が高く評価されているVIGについてメリット・デメリットを紹介します。米国株ETF投資家、これから米国株ETFを始める方にオススメの記事です。...
【VYM】10年増配率80.9%の米国高配当ETF|分配金・構成銘柄・ETF比較を徹底解説高配当で人気のVYMの特徴について知りたいですか?バンガードが提供している米国高配当ETFであるVYMの特徴、構成銘柄、分配状況を徹底解説します。知りたい場合はクリックして確認して下さい。...
最新の記事