米国株ETF

【2021年版】米国株ETFはQQQとVOOどっちを買うべき!?構成銘柄と今後の見通し

【2021年版】米国株ETFはQQQとVOOどっちを買うべき!?構成銘柄と今後の見通し
こんな人へおすすめの記事

資産形成においてQQQとVOOどちらを選ぶべきか迷っている

トータルリターンを最大化したい

これまではQQQだったが、これからもQQQなのか確信がもてない

TK
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この記事を読むことでQQQとVOOについて詳しく知ることができます

米国株YouTuberとして「TK’sマネースクール」というチャンネルを運営しており、約7000人の登録者がいます。
TwitterPostprimeでも情報発信しています。

もしあなたが米国株ETFへ長期投資することを考えているのであれば、この記事を参考にして下さい。QQQとVOOの違いについて詳しくなることで、あなたが何に投資すれば良いか判断ができるようになるはずです。

QQQとVOOの基本特性

QQQ(インベスコQQQ)とVOO(バンガード・S&P 500 ETF)は米国株ETFの中でも非常に人気の高い投資商品です。

どちらもインデックス運用されており(VOOはS&P500、QQQはナスダック100)、運用コストは激安ながら、直近の10年間で素晴らしいパフォーマンスを見せています。

まずはQQQとVOOの基本特性を紹介していきます。

ティッカーQQQVOO
経費率0.2%0.03%
分配利回り0.45%1.24%
純資産総額(百万ドル)201,391.09268,408.58
設定日1999/03/102010/09/07
分配回数/年44
構成銘柄数102510
PER43.1424.3
PBR17.664.3
利益成長率36.69%20.7%
設定来年平均リターン9.71%15.48%
10年平均リターン22.38%16.59%
1年平均リターン29.30%29.98%

まず経費率ですが、QQQはVOOの6.6倍もあり、明らかに割高です。o.2%なら割安と思いがちですが、長期で運用する場合は大きなダメージになるので注意が必要です。

以下はコストによる影響をグラフで示したものです。

バンガードwebサイトより引用 コストの影響バンガードwebサイトより引用 コストの影響

$100,000を30年間、年間リターン6%で運用した場合の結果を示しています。

灰色の点線はコストなし、赤色は0.25%のコスト黄色は0.62%のコストが掛かっていることを表しています。

30年間でのリターン差は0.25%と0.62%の間では、日本円換算で724万円の差がついています。僅か0.37%の差が30年後に724万円の差につながっているのです。

TK
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QQQとVOOの間にある0.17%のコスト差がいかに大きいかがわかると思います

分配利回りはVOOの方が高くなっています。どちらもグロース株が多いので利回りは低いですが、配当も欲しいのであればVOOを選択すべきですね。

1年および10年の平均リターンはQQQの方が上ですが、設定来リターンはVOOの方が上です。

今は歴史的に見てもハイテクバブルの真っ只中ですのでQQQのパフォーマンスが際立っていますが、長期で見るとVOOも負けないリターンを生み出しています。

QQQの特徴
  • パッシブ運用
  • フルインベスト
  • ラージキャップ・グロース寄り
  • ナスダック100の銘柄で構成されている
  • 直近10年間のリターンは22.38%
  • 経費率は0.2%と少し高め

VOOの特徴
  • パッシブ運用
  • フルインベスト
  • ラージキャップ・バリューとグロースの中間
  • S&P500の銘柄で構成されている
  • 圧倒的にコストが安い
  • 設定来平均リターンは驚異の15%

QQQとVOOの分配金実績

グロース株に分類されるETFどうしですが、分配金実績も確認していきましょう

まずは設定来の分配金の支払い状況です。

QQQの分配金履歴(筆者作成)QQQの分配金履歴(筆者作成)

QQQはリーマンショック以降急激に分配金が上昇していっているのがわかります。もともと分配金が少ないQQQですが、しっかりと増配はしてくれているんですね。

VOOの分配金履歴VOOの分配金履歴(筆者作成)

VOOは設定日が2010年であるため、分配実績のデータが少なく際立った結果は出ていません。

しかし、しっかり増配していることは確認できますね!

TK
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分配金はQQQもVOOもしっかりと増配してくれていました!

QQQとVOOの増配傾向

QQQとVOOの増配傾向について、設定日と比較した増配率を算出して比較します。

QQQの増配率QQQの増配率(筆者作成)

なんとQQQは2005年からの16年間で最大で20倍ほどに増配されています。

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素晴らしいのはキャピタルゲインだけではなかったということですね
VOOの増配率VOOの増配率(筆者作成)

VOOは11年間でおよそ150%の増配です。QQQの2000%と比較するとなんだかぱっとしない印象を受けます。

しかし、ほとんど増配が実施されないETFもあるので、その点では着実な増配は確認できていると言えるでしょう。

TK
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QQQの分配金は現在0.45%ですので、もし15年で20倍になったら年利9%の高配当ETFになってしまいます

直近の10年間がQQQの時代だったからこそ、このような結果が生まれているので、また15年で20倍にはならないと思いますが、それにしても素晴らしい成績です。

  • 設定来の増配傾向はQQQの方が優秀
  • どちらも継続的に増配されている
  • QQQは15年で20倍もの増配が実施されている

QQQとVOOの過去データ

続いてはQQQとVOOの過去データを比較していきます。

QQQとSPYの比較チャート(設定日の関係でSPYで代用)QQQとSPYの比較チャート(設定日の関係でSPYで代用)

VOOは2010年に設定された新しいETFであるため、同じS&P500を基準としているSPYとQQQを比較していきます。

直近10年間のQQQの凄まじいパフォーマンスに目が行きがちですが、よく見てみると2001年から2009年まではVOOがアウトパフォームしています。

TK
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ハイテクバブルが弾けた2001年以降はQQQのパフォーマンスはいまいちだったということですね

ハイテクバブルの高値をQQQが超えたのは15年後ですから、一度崩れたQQQはそう簡単には上昇しないと思ったほうが良いでしょう。

今後のバブル崩壊を想定して、1999年から2015年までのパフォーマンスを比較してみたいと思います。

QQQ・SPY・VIG・VWO・VEUの比較チャートQQQ・SPY・VIG・VWO・VEUの比較チャート

15年間の比較ではQQQが最も良いパフォーマンスを発揮しています。その次はVOOという結果ですね。

一方でボラティリティが大きいのもQQQであり、プラス100%からマイナス50%まで一気に下落している時期もあります。

新興国ETFのVWOは2008年に突出したパフォーマンスを発揮していますね。

TK
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どのETFを選ぶかはあなたのリスク許容度次第になってきます

続いてPortfolio visualizerでバックテストしてみましょう。

バックテストの条件
  • 1999年から2021年を比較
  • 初期投資額は$10000、毎月の積み立ては$500
  • 分配金は全額再投資に回す

QQQとVOOのバックテストの結果QQQとVOOのバックテストの結果

QQQが青いライン、VOOが赤いラインです。

最終的なリターンはQQQが$1,344,714でVOOが$740,265です。日本円換算するとおよそ7857万円です。

TK
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信じられないほど大きな差がついています

複利の力で資産が増殖していくQQQはこの10年間で圧倒的なパフォーマンスを見せてくれています。

これを見てしまうとVOOではなくQQQかなと思う投資家も多いと思いますが、過去は過去、未来は未来を切り分けるのも重要です。

QQQとSPYDの分配金の推移(SPYで代用)QQQとSPYDの分配金の推移(SPYで代用)

分配金の増配傾向ではQQQが優秀でしたが、分配金の支払額では圧倒的にVOOが多く支払ってくれています。

TK
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VOOは2020年には$8,805、つまり日本円では114万円の分配金を支払ってくれるようになっています

一方でQQQは60万円くらいです。キャピタルゲインの影響で2021年時点でトータルリターンはQQQが圧倒しています。

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QQQとVOOの構成銘柄

ここからは更に深くQQQとVOOについて調べていきます。

構成銘柄の上位10銘柄はそれぞれ以下の通りになっています。

QQQ
VOO
1位アップル11.02%アップル6.1%
2位マイクロソフト9.98%マイクロソフト5.8%
3位アマゾン4.83%アルファベット4.2%
4位テスラ4.53%アマゾン3.9%
5位アルファベットC4.02%フェイスブック2.2%
6位フェイスブックA3.81%テスラ1.7%
7位アルファベットA3.79%エヌビディア1.4%
8位エヌビディア3.71%バークシャー・ハサウェイ1.4%
9位ペイパル2.19%JPモルガン1.3%
10位アドビ1.97%ジョンソン&ジョンソン1.2%
Top10の比率53.4%Top10の比率29.2%
TK
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上位の銘柄はかなり似通っているのがわかります。

QQQは上位10銘柄の比率が53.4%と高いのが気になります。100銘柄に分散しているものの、時価総額加重平均を採用しているため、急成長した巨大企業中心の構成になってしまっていますね。

TK
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多かれ少なかれ、それはVOOにも当てはまることかもしれません

QQQとVOOのセクター比率

続いてはセクター比率を見ていきます。

QQQ
VOO
テクノロジー48.4%テクノロジー27.6%
コミュニケーション19.32%ヘルスケア13.3%
一般消費財17.3%一般消費財12.4%
ヘルスケア6.62%金融11.4%
生活必需品4.79%コミュニケーション11.3%
資本財2.69%資本財8.0%
公益事業0.87%生活必需品5.8%
エネルギー2.7%
不動産2.6%
素材2.5%
公益事業2.4%

こう見ると分散性という観点ではVOOが圧倒的に優秀なのがわかります。

TK
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コストや構成銘柄やセクターの分散性を考えると、長期保有にはVOOが良さそうですね

パターン別おすすめETFの提案

各投資家の方針によってマッチするETFは変わります。誰にとっても最高のETFは存在しないということです。

今回は3種類のパターンに分類しておすすめがどちらのETFかご提案します。

短期リターン重視派

短期リターンを重視する投資家は間違いなくVOOでしょう。

バックテストではQQQの方がVOOよりも7800万円ほどアウトパフォームしていました。(初期投資100万円、毎月5万円を積み立てたシュミレーション)

いくらVOOが低コストで分散の効いたETFだと言っても、ことの数字の前ではなにも言えません。

QQQのパフォーマンスはハイテクバブルの恩恵により急上昇したものと捉えるのが正しいと思うので、その点でこれからも同じパフォーマンスを発揮してくれると考えるのは危険でしょう。

TK
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10年から20年の景気サイクルを当てにいくという感覚であれば、暴落時にQQQをしこたま買うのが良いでしょう

長期投資派

個人投資家が確実に資産を増やすには長期投資と積立投資が欠かせません。

そんな投資手法に最適なのがVOOです。

何度も言っていますが、VOOは素晴らしいパフォーマンスを発揮する上、コストが安く分散も十分に効いています。

TK
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QQQのパフォーマンスの前では見劣りしてしまいますが、普通に考えてVOOも素晴らしいETFです

30年50年と長い年月をかけて資産形成していくつもりならば、QQQよりもVOOを選択すべきでしょう。

FIREを目指している

FIREを目指している投資家はどちらを選択すればよいのでしょうか?

観点としてはボラティリティでしょう。

FIREをする際は、仕事をやめてETFのキャピタルゲインおよびインカムゲインで生活していかなければなりません。

そんな時にQQQのようにボラティリティが高いETFで運用していたら、おちおちFIREしていられませんよね。

そういった意味ではトータルリターンのバランスが良く、ボラティリティもQQQよりはおとなしいVOOがFIREを目指す上では適しているでしょう。

TK
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短期のリターンを狙うのならQQQですが、長期で確実な運用を心がけるのならVOOです。

QQQとVOOの買い方

QQQを買うにしてもVOOを買うにしても、長期に投資を継続できる状況を構築する必要があります。

投資の継続には自動化が欠かせません。

自動化するのにおすすめなのは楽天証券とSBI証券なので、その2つの証券会社を紹介します。

楽天証券(楽天カードで賢く積み立て)

楽天証券代表的なETFの買付手数料を無料にしています。

買付手数料が無料なETFは以下の通りです。

  • VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • SPY (SPDR S&P500 ETF)
  • RWR (SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF)
  • GLDM (SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)
  • GDAT (GS MotifデータイノベーションETF)
  • GDNA (GS MotifヘルスケアイノベーションETF)
  • GFIN (GS Motif金融イノベーションETF)

毎月買付をする個人投資家などには嬉しいサービスですね。

楽天証券の特徴
  • 楽天カードで投資信託に投資できる
  • リーズナブルな手数料
  • ポイントが貯まる・使える
  • 楽天のSPUが+1倍
  • 無料で使える取引ツールが充実している
  • 多彩な商品ラインナップ

楽天カード新規入会でもれなく2,000ptプレゼント

大手の証券会社はほとんどスペックに違いはありませんが、楽天証券は楽天ポイントやクレジットカード決済という点で差別化を図っています。

今なら楽天証券で口座を開設することにより登録不要のキャンペーン特典を受け取ることが出来ます。

楽天証券

SBI証券(安心の最大手証券)

SBI証券も代表的なETFの買付手数料が無料です。

以下に具体的な銘柄名を箇条書きにします。

  • VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • IVV (iシェアーズ S&P500 ETF)
  • SPY (SPDR S&P500 ETFトラスト)
  • EPI (ウィスダムツリーインド株収益ファンド)
  • DHS (ウィスダムツリー米国株高配当ファンド)
  • DLN (ウィスダムツリー米国大型株配当ファンド)
  • DGRW (ウィスダムツリー米国株クオリティ配当成長)

楽天証券とは買付手数料無料のETFの種類が少し違います。

SBI証券の特徴
  • 業界屈指の格安手数料
  • Tポイントが貯まる・使える
  • WEBサポート2020年「最高評価」獲得
  • IPO取扱実績No1
  • 米国株式取扱数4008銘柄

日本最大のネット証券会社です。サービスの拡充にも余念がなく、最近は三井住友カードによるクレカ積立のサービスをスタートしています。

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IG証券では無料でデモ取引を行うことが可能です。

まずはリスクゼロで株式投資の練習をしたい場合、IG証券を活用すると良いでしょう。

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まとめ

今回はQQQとVOOの比較データを紹介しました。

あなたに合ったETFがどちらか明確になったでしょうか?

QQQとVOOの特徴を以下にまとめます。

  • ここ10年のQQQのトータルリターンは化け物
  • ここ10年のQQQの増配傾向はかなり優秀
  • QQQはハイテクバブル崩壊後15年ほど停滞していた
  • ハイテクバブルを狙うならQQQを中短期で保有するのもあり
  • VOOは低コストで分散が効いた素晴らしいETF
  • 長期投資で積立をしていくのならQQQではなくVOO
  • FIREを目指す場合は、リタイア後の生活を考えてVOOを選んでおくべき
  • 結論として個人投資家にはVOOがおすすめ

個人的な見解ではありますが、直近のハイリターンに惑わされず、堅実で確実な運用対象を選択してほしいと思います。

TK
TK
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