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eMAXIS Slim米国株と全世界株どっちを選ぶか徹底比較~NISAと運用コスト

eMAXIS Slim米国株と全世界株どっちを選ぶか徹底比較~NISAと運用コスト
こんな人へおすすめの記事

eMAXIS Slim米国株式と全世界株式のどちらに投資すべきか迷っている

そもそも米国株ETFで投資するか、投資信託にするべきか判断がつかない

つみたてNISAや運用コストを考慮して賢く長期投資をしていきたい

TK
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この記事を読むことで、あなたの長期投資戦略をブラッシュアップできるはずです!

米国株YouTuberとして「TK’sマネースクール」というチャンネルを運営しており、約7000人の登録者がいます。
TwitterPostprimeでも情報発信しています。

もしあなたが長期投資で最高のパフォーマンスを得たいと考えているのならば、この記事を読んでください。

eMAXIS Slim米国株式と全世界株式の違いと、最適な投資手法について理解すれば、あなたは将来の利益をより大きくすることができるはずです。

まずはNISAでeMAXISへ投資

eMAXIS Slim米国株式へ投資するか、それともeMAXIS Slim全世界株式へ投資するかはひとまず置いておいて、最初にNISAの話をしたいと思います。(とても重要!!)

日本人が投資を始めるとしたら、現状は以下の順序が最適解だと考えられます。

投資の順番
  1. 確定拠出年金
  2. つみたてNISA→投資信託
  3. 特定口座→米国株ETF

以下の図は投資の利益はどこからもたらされるかを示した円グラフです。

バンガードwebサイトより引用 アセットアロケーションの重要性
TK
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なんと投資の利益の91.1%はアセットアロケーションによって決まるとされています。

残りの8.9%は市場参加のタイミングだったそうです。2021年11月時点では、金融緩和による金余りの影響もあり世界的に株高傾向が続いていますが、タイミングを計ることにあまり意味は無いようです。

しかしここで考慮されていないのが株式投資のインカムゲインとキャピタルゲインにかかってくる税金です。

大和証券より引用:国内上場株式等:株式の税金(1)大和証券より引用:国内上場株式等:株式の税金(1)

これからの10年、米国株が上昇するか、それとも全世界株式の方が上昇するかは誰にも読めませんが、税金は確実に読めるしコントロールすることができます。

一般NISAであれば毎年上限120万円が5年間、つみたてNISAであれば毎年40万円が20年間、分配金や譲渡益が非課税となります。

TK
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ここで一般NISAとつみたてNISAどちらがお得なのかという疑問が湧いてきますよね

もちろん短期投資でリスクを取るか、長期投資で安定的に運用するかにもよりますが、基本的にはつみたてNISAがおすすめです。

以下のグラフは月33333円を20年間、年利7%で運用したシュミレーションです。

20年間という長期で運用すると複利の力によって後半になればなるほど勢いよく利益が増加していきます。

運用収益は936万円でその20%の187万円が税金で持っていかれるところを、つみたてNISAで運用することにより守ることができるわけです。

 

次のグラフは月10万円を年利10%で5年間運用した場合のシュミレーションです。

もちろん積立額と運用年数が異なるので、直接比較はできませんが、一般NISAではキャピタルゲインが174万円という結果になりました。

TK
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運用期間が短い分、リターンを10%に増やしてもあまり運用収益が増えませんでした

右下の棒グラフを見ると一目瞭然ですが、つみたてNISAでは半分以上が運用収益でしたが、一般NISAでは20%程度でした。

シュミレーションではいっぱんNISAの節税効果は174万円の20%ということで34.8万円でした。

特にeMAXIS Slim全世界株式や米国株式のようなインデックス系の投資信託に投資するのであれば、つみたてNISAにすべきでしょう。

  • つみたてNISAの節税効果は絶大
  • 複利の力により運用益は一般NISAとつみたてNISAに大きな差がつく
  • 最初は確定拠出年金→つみたてNISAのコンボを使うべき

コストの影響は意外と大きい

最近はウェルスナビなどのロボアドバイザーが流行っていますが、多くの投資家はロボアドの1%近いコストを甘く見すぎています。

1%と言うとかなり少なく見えますが、この数字は毎年あなたの資産を複利の力で目減りさせるため、将来的に大きな悪影響を及ぼします。

TK
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例えば年利7%で月5万円を30年間運用するシュミレーションをしてみましょう。

ここではウェルスナビとeMAXIS Slim米国株式を比較してみましょう。

経費率はウェルスナビが1.1%、eMAXIS Slim米国株式が0.0968%です。(隠れコストは含まず)

コストだけを比較すると、結果としてeMAXIS Slim米国株式はウェルスナビよりも1000万円以上多く運用できたことになります。

TK
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もちろんウェルスナビが30年間継続してeMAXIS Slim米国株式のパフォーマンスを11%以上、上回ることができれば結果は逆転しますが難しいでしょう

コストが高い投資商品はマラソン大会に大きな石を担いで参加するようなものです。低コストのインデックス商品にはまず勝てません。

以下のグラフは低コストファンド(赤色)と高コストファンド(灰色)のパフォーマンスを比較したものです。

バンガードwebサイトより引用 コストとリターンの関係

2009年から2019年の間の10年間を比較していますが、どこを切り取っても低コストファンドがアウトパフォームしています。

TK
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そう考えると米国株ETFのVOOやVTIなどの経費率0.03%程度のETFがベストな選択ですね

このように税金とコストを考えると、①確定拠出年金②つみたてNISA③特定口座で米国株ETFという流れになります。

・コストの差は数十年後に何百万の差になってあなたの資産に影響を与える

・高コストのファンドは低コストのファンドにアンダーパフォームする

・最もコスパが良いのは米国株ETFだが、つみたてNISAは対象外

・つみたてNISAならeMAXIS Slim米国株式や全世界株式がおすすめ

米国株と全世界株の比較

ここからはeMAXIS Slim米国株式と全世界株式を比較していきます。設定日が2018年のため、直近の値動きの比較のみとなります。

eMAXIS Slim米国株式と全世界株式の設定来パフォーマンス

ご存知のとおり米国株はここ10年間、直近の2年間も含め、非常にパフォーマンスが良いため、全世界株式をアウトパフォームしています。

全世界株式自体も米国株を60%ほど含んでいるため、米国の成長を享受してはいます。

TK
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全世界は米国が失速した際に影響は受けるけど、他の国がカバーしてくれるのが魅力ですね

eMAXIS Slim米国株式と全世界株式の基本データ

次は両者の基本データを確認していきます。構成銘柄数やPER等は大本のVOOやVTのFact Sheetから抜粋しています。

ティッカーeMAXIS Slim米国株式eMAXIS Slim全世界株式
経費率0.0968%0.1144%
分配利回り再投資(VOOは1.22%)再投資(VTは1.67%)
純資産総額(百万円)823,432353,291
設定日2018/07/032018/10/31
分配回数/年再投資再投資
構成銘柄数5109287
PER24.319.4
PBR4.32.8
利益成長率20.7%15.1%
設定来リターン+81.63%+65.3%
1年リターン+52.73%+47.92%
6ヶ月リターン+14.51%+10.95%

経費率の差は0.0176%です。(隠れコストは含んでいません)

この差がが長期投資でどの程度影響を及ぼすのかは気になるところなので確認していきましょう。

積立シュミレーションの設定
  • 毎月5万円を積立
  • 積立期間は30年間
  • 年平均リターンは7%

黄色の比較条件1がeMAXIS Slim米国株式でピンク色の比較条件2がeMAXIS Slim全世界株式です。

30年間運用した結果、0.0176%のコスト差により21万円の差がつきました。

TK
TK
この程度の差でしたら、それぞれのパフォーマンスの違いでどうとでもなるので考慮する必要はないでしょう

eMAXIS Slim米国株式と全世界株式はどちらもよく分散されており、素晴らしいリターンを残しています。

どちらを選んでも全く問題はないため、逆に選ぶのが難しいというところでしょうか。

そこでより長い期間でのパフォーマンスを比較していきたいと思います。

MSCI ACWIとS&P500の30年比較データ

MSCI・ACWI・S&P500全世界株式インデックス比較(TRYINVESTより引用)MSCI・ACWI・S&P500全世界株式インデックス比較(TRYINVESTより引用)

MSCI ACWIじゃ比較的新しく、リーマンショック以降のデータしか手に入らないため、今回はTRYINVESTさんのwebサイトより引用させて頂きました。

TK
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30年間を比較しても、米国株式は全世界株式をアウトパフォームしていますね
MSCI・ACWI・S&P500全世界株式インデックス比較2(TRYINVESTより引用)MSCI・ACWI・S&P500全世界株式インデックス比較2(TRYINVESTより引用)

年ごとの騰落率を比較してみたところ、ハイテクバブルの2000年付近で大きく差をつけていることがわかります。

リーマンショック以降もほとんどの年で米国株式がアウトパフォームしています。

米国が不調な時期に全世界株式がアウトパフォームしますが、その期間が少なすぎるのかもしれませんね。

VOOとVTの分配金のバックテスト

VOOとVTの利回りを比較するとVTの方が0.45%ほど高かったですが、バックテストの結果はどうでしょうか?

VOOとVTの分配金の比較VOOとVTの分配金の比較

結果としては最初の5年間はVTの方が高いですが、それ以降はVOOの方が分配金が多くなっています。

TK
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米国株の方が増配も熱心ということですね!
  • 米国株式のほうが長期的にもアウトパフォームしている
  • 米国株式・全世界株式どちらも優秀なのは間違いない
  • 米国の調子が悪い時が少なすぎて、全世界株式が輝かない
  • 分配金も10年間では米国株式が優秀

ETFと投資信託

長期投資をする場合の選択肢はETFか投資信託かに絞られると思います。

ETFと投資信託の違いについてまとめていきます。

コスト面

投資信託(非上場)ETF(上場)
買付手数料ノーロードが多いVOOなど主要ETFは無料
SBI証券では0.495%(税込み)で上限は$22
信託報酬低くなってきているがETFよりは高い
隠れコストに注意が必要
かなり低い
VOOは0.03%
売却時の手数料信託財産留保額
(解約時のコストを投資家が負担)
買付手数料と同様
為替手数料かからないかかる

投資信託はS&P500やVTと同様の投資をする場合、大本の運用会社(S&P社など)とは別に日本の会社(SMBC日興証券やSBI証券など)が中間に入るため、コストが多くなってしまいます。

実際にファンドの目論見書にそのような記載があります。

eMAXIS Slim全世界株式の目論見書より抜粋eMAXIS Slim全世界株式の目論見書より抜粋

VTの経費率は0.08%なので、eMAXIS Slim全世界株式は10倍以上コストが高いですが、中間マージンがたくさん取られていたという構造があります。

分配金の扱い

投資信託と米国株ETFでは分配金の取り扱いが異なります。

投資信託であれば、分配金は米国分の10%のみ課税されて再投資されるため非常に効率的ですが、一方でETFの場合は米国と日本で課税され、20.315%が引かれてしまいます。

そのため資金効率的には投資信託のが優秀であることは間違いありません。

一方で、分配金は投資家のモチベーションにもなりますので、一概に投資信託が素晴らしいとは言えないところもあります。

TK
TK
何十年間も分配金なしで、ただただデジタルの数字が増えるのを見るだけというのもちょっと寂しいですよね

途中で分配金を少し使ってみるのも良いかもしれませんし、他のETFに投資してみるのも良いかもしれません。

TK
TK
本来であればコストの低い米国株ETFを使いたいけれど、つみたてNISAを活用すると投資信託の方がお得なので、まずは限度額まで投信を買うのがベターです
  • コストは圧倒的に米国株ETFが優秀
  • 投資信託は中間マージンによりコストが高くなっている
  • 投資信託は分配金に米国分の10%の課税のみで再投資できる
  • まずはつみたてNISAで投資信託を買うのがおすすめ

楽天✕カード✕自動積立

ここまで読んでいただいて、「じゃあまずはつみたてNISAで投資信託を40万円分/月積み立てればいいんだな」と思って頂けたと思います。

しかしそれだけではまだ片手落ちだと考えています。

さらに投資効率と継続性を高めるために、楽天証券楽天カードを使って自動積立の設定を実施してほしいと思います。

そのメリットは以下のとおりです。

楽天カード自動積立のメリット
  • クレジットカードで自動決済できる
  • 100円に付き1ポイント貯められる
  • 楽天ポイントを投資に使うことができる

つみたてNISAに年間40万円投資するのであれば、楽天証券で楽天カードを使って毎月33333円投資する設定をすれば、あとは放っておいても投資してくれます。

40万円の1%ですので、年間4000ポイント、20年間(つみたてNISAの期間)で8万ポイントが貯まることになります。

TK
TK
楽天経済圏の住民であれば、貯まった楽天ポイントを投資に回すことで、大きく利益を伸ばすことができます。
  • 楽天証券・楽天カードのコンボでお得に投資できる
  • 楽天ポイントが100円につき1ポイント貯まる
  • 楽天ポイントを投資に回すことができる
楽天カード

eMAXISをどこで買うか?

eMAXIS Slim米国株式と全世界株式を積立投資する場合、私が最もおすすめするのは楽天証券です。最近ではSBI証券もクレジットカードによる積立投資が可能になったので、そちらを利用するのも良いでしょう。

それでは楽天証券とSBI証券、おまけにIG証券の特徴をご紹介していきましょう。

楽天証券(楽天カードで賢く積み立て)

楽天証券代表的なETFの買付手数料を無料にしています。

買付手数料が無料なETFは以下の通りです。

  • VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • SPY (SPDR S&P500 ETF)
  • RWR (SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF)
  • GLDM (SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)
  • GDAT (GS MotifデータイノベーションETF)
  • GDNA (GS MotifヘルスケアイノベーションETF)
  • GFIN (GS Motif金融イノベーションETF)

毎月買付をする個人投資家などには嬉しいサービスですね。

楽天証券の特徴
  • 楽天カードで投資信託に投資できる
  • リーズナブルな手数料
  • ポイントが貯まる・使える
  • 楽天のSPUが+1倍
  • 無料で使える取引ツールが充実している
  • 多彩な商品ラインナップ

楽天カード新規入会でもれなく2,000ptプレゼント

大手の証券会社はほとんどスペックに違いはありませんが、楽天証券は楽天ポイントやクレジットカード決済という点で差別化を図っています。

今なら楽天証券で口座を開設することにより登録不要のキャンペーン特典を受け取ることが出来ます。

楽天証券

SBI証券(安心の最大手証券)

SBI証券も代表的なETFの買付手数料が無料です。

以下に具体的な銘柄名を箇条書きにします。

  • VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
  • VOO(バンガード・S&P500 ETF)
  • VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
  • IVV (iシェアーズ S&P500 ETF)
  • SPY (SPDR S&P500 ETFトラスト)
  • EPI (ウィスダムツリーインド株収益ファンド)
  • DHS (ウィスダムツリー米国株高配当ファンド)
  • DLN (ウィスダムツリー米国大型株配当ファンド)
  • DGRW (ウィスダムツリー米国株クオリティ配当成長)

楽天証券とは買付手数料無料のETFの種類が少し違います。

SBI証券の特徴
  • 業界屈指の格安手数料
  • Tポイントが貯まる・使える
  • WEBサポート2020年「最高評価」獲得
  • IPO取扱実績No1
  • 米国株式取扱数4008銘柄

日本最大のネット証券会社です。サービスの拡充にも余念がなく、最近は三井住友カードによるクレカ積立のサービスをスタートしています。

今ならSBI証券で 口座開設することによりお得なキャンペーン特典を受け取ることが出来ます。

SBI証券

IG証券(デモトレードで初心者も安心)

IG証券では無料でデモ取引を行うことが可能です。

まずはリスクゼロで株式投資の練習をしたい場合、IG証券を活用すると良いでしょう。

デモトレードのメリット
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eMAXISのまとめ

今回はeMAXIS Slim米国株式と全世界株式について紹介しました。

内容についてまとめると以下のとおりです。

  • eMAXIS Slim米国株式は全世界株式をアウトパフォームしている
  • コスト差はそこまで気にする必要がない
  • 長期で米国株が沈む場合は全世界株を保有する価値が出る
  • つみたてNISAで投資信託を40万円分買う
  • 楽天証券で楽天カードを使って賢く自動積立をする

私自身はeMAXIS Slim全世界株式を楽天証券と楽天カードを使って自動積立していますが、米国株式で投資しても良いと考えています。

大切なのはコストを最小化・自動化して、しっかりと長期投資を継続していくことでしょう!

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