- 本記事の内容
・HDVの2020年6月配当金について
・HDVの特徴まとめ
・今後のHDVについて
- 本記事の信頼性
・投資歴13年
・登録者6000人の米国株投資家YouTuber
・大手製薬企業に勤務
2019年12月より米国株投資家YouTuberとして活動しています。
米国株ETFへの長期投資でFIREを目指しています。
HDVは今回のコロナショックで株を上げたETFの一つです。特徴的なスクリーニング方法で減配や無配銘柄を避けたポートフォリオは評価できます
今回はHDVの現在とこれからについて具体的なデータを元に解説していきます。
頑張って紹介しますので、是非お付き合いください。
HDVの2020年6月配当金について

結論から言うとHDVの2020年6月の配当金は$0.8795であり前回の3月配当と比較すると-3.8%という結果でした。
前回の配当金額が高かったこともあり、減配という結果にはなりましたが大健闘の内容ではないでしょうか。
以前にHDVの構成銘柄をチェックした記事を投稿していましたが、そこからもHDVのポートフォリオの健全さは目を見張るものがありました。
ホルダーは安心してHDVの権利落ち日を迎えられたのではないでしょうか。
ちなみに現状の株価は$82.85ですので、利回りは4.25%ということになります。
大満足ですね!!
HDVの特徴まとめ

HDVの特徴について改めてまとめていきます。
より詳しい情報を知りたい場合は以下の過去記事を参考にして下さい。

HDVの銘柄スクリーニング方法
なんと言ってもHDVの特徴はスクリーニング方法にあります。
スクリーニングの特徴は以下の通り。
- デフォルト懸念スコア
- エコノミック・モート評価
- 配当利回り
デフォルト懸念スコアはその名の通り銘柄の財務健全性を評価するスクリーニング項目です。
デフォルト懸念スコアのお陰でHDVホルダーはコロナショックを乗り切れたといっても過言ではないですね。
またエコノミック・モート評価はモーニングスター社の独自指標であり、他社との競合優位性を評価することができます。
これにより長期投資をするに足る銘柄を選定することができます。
HDVは高配当ETFですので「配当利回り」でも選定されています。しかし配当利回りだけではないことにより、コロナショックの影響を最小限に留めることができました。
HDVは3つのスクリーニングを用いることにより財務健全で長期投資に向いている高配当銘柄をピックアップしている。
HDVの銘柄構成比率
HDVの銘柄構成比率は配当支払額に依存しています。
そのため配当支払いが大きいエクソンモービルなどの銘柄の構成比率がかなり高くなっています。
なんと構成比率上位10銘柄で60%を占めています。分散性という観点ではHDVは一定のリスクを抱えていると言えるのではないでしょうか。
今回もエクソンモービルなどのエネルギー関係は歴史的な原油安によりダメージを受けていたので危なかったですね。
構成比率が9.99%のXOMが減配になればHDVもただでは済みません。
セクター比率としてはエネルギー、ヘルスケア、コミュニケーション・サービスの比率が高くなっています。
個人的にはエネルギーセクターの比率の高さは、コロナショックで非常に不利だと考えていましたが、想像以上に検討しましたね。
HDVの過去の成績
代表的な高配当ETFであるVYMとSPYDと比較しています。
SPYDには株価の観点では大きくアウトパフォームしていますが、VYMには5%ほどアンダーパフォームしています。
配当利回りの観点ではSPYDとVYMが確定していないので比較が難しいですが、HDVがリードしている可能性が高いですね。
特にSPYDは無配銘柄が大量発生していたのでかなり厳しい配当支払いが想定されます。

今後のHDVについて

コロナウイルスは現状として米国において再燃が懸念されている状況です。
そういった観点からはHDVのような財務健全性の良好なETFを保有することはポートフォリオの安定感や安定配当に繋がります。
あまりにも配当利回りに特化しすぎてしまうとSPYDのように株価が大きく下落し、無配銘柄の影響を大きく受けてしまう可能性が高まります。
米国株ETFの長期投資は20年30年スパンで考えるべきなので、財務健全性の良好なHDVは素晴らしい選択ではないでしょうか。
今回は以上です。
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