- 高配当ETFの情報まとめ
- グロース系ETFの情報まとめ
誰にとっても最高のETFというのは存在しないので、個々のETFの特徴を知った上で自分に合ったETFを選ぶしかありません。
一緒に自分にとって最高のETFを探していきましょう。
- 自分にとって一番しっくり来るETFが見つかる
- メジャーなETFの特徴を理解できる
今回はETF総まとめ記事として書いていきます。
なので情報がアップデートされたら定期的に更新していくようにします。
- 米国株投資家YouTuber(TK’sマネースクール)
- 投資歴13年(プロフィール)
- 中国株投資家(中国株情報)
【高配当ETF】
高配当ETFはSPYDとVYM、HDVについてまとめていきます。
SPYDの特徴

- VYM・HDVよりも配当利回りは高い
- S&P500の利回り上位80銘柄に投資
- 経費率は0.07%
- 暴落時のボラティリティは大きい
- 不動産・金融・エネルギーセクター比率高い
- ステート・ストリートが運用
- トータルリターンはいまいち
コロナショックの直後には複数回の銘柄組み換えが行われて、無配銘柄が削減されていきました。(2020年7月5日時点で80→61に)

SPYDは暴落時の下げ幅も大きいため、個人的には上級者向きの銘柄だと考えています。
利回り上位80銘柄に投資するというスタンスも言わば逆張り投資になるので、どうしても無配銘柄なども多く出てきてしまいます。

SPYDの銘柄組み換えについてはYouTubeでも詳しく紹介しています。
最近はSPYDのトータルリターンの低さから若干叩かれがちではありますが、投資家によって投資目的も異なるので、決して否定されるような銘柄ではないと考えています。
VYMの特徴
- 時価総額加重平均で構成されている
- 増配傾向が優秀
- トータルリターンは高配当ETFのなかでは優秀
- バンガードのETF
- 利回りは平均して3%くらい
- 連続増配銘柄が多く含まれている
- 超長期投資で高配当ねらいならあり

VYMで優れているのは増配傾向です。2010年から2020年で配当金は2倍に成長しています。
VYMの最新の分配金情報については以下の記事を参考にして下さい。(2020年6月分配金)

コロナショック後でもしっかりと分配金を支払ってくれています。
米国株ETFの増配傾向については以下の動画で解説しています。
トータルリターンではVOOやQQQい負けていますが、非常にバランスの良いETFだと考えています。
HDVの特徴
- ブラックロックのETF
- 財務健全性に強み
- 暴落耐性が良好
- スマートベータETF
- 安定セクター比率が高い
- 上位10銘柄の構成比率が高い
- エネルギーセクター比率が高い
- 逆張りのETF

HDVは銘柄の選択基準に特徴があるETFです。
財務健全性、経済上の堀、高利回りと3点の基準を用いて構成銘柄を選択しています。
動画で紹介している通り、コロナショック後でも無配となった銘柄は非常に少なかったです。
高配当ETFで長期投資を行いたいのであればかなり安定感のあるHDVはオススメできます。
実際に2020年6月の分配金の支払いに関しても流石の安定感でした。

一方でHDVは銘柄組み換えが年4回行われることもあり、かなり銘柄の変更が多いETFになっています。
銘柄組み換えが直近のパフォーマンスに良い影響を与えるか悪い影響を与えるかは運次第なので難しいところではあります。
またエネルギーセクターの比率が高いという点は高配当に繋がっている反面、ポストコロナではリスクにもなりえます。
配当加重平均で銘柄の構成比率が決定されるので逆張り的に銘柄選択がされるので、そういった価値観に共感できる投資家向きと言えるでしょう。
【グロース系ETF】
VOOの特徴
- S&P500に連動する有名なETF
- 米国の大型株にまるっと投資できる
- 多くのETFをアウトパフォームする優秀なETF
- 利回りは2%程度
- 経費率は驚異の0.03%
VOOの特徴をまとめた記事も参考にして下さい。

過去10年間は米国のテクノロジーセクターの時代だったと言っても過言ではありません。そのメリットを大きく享受したのがVOOです。

VOOは分配金に関してもコロナショック後もしっかりと支払われていました。
VOOとよく比較されるのが米国の小型株をまるっと買うことができるVBです。比較情報に関しては以下の動画を参考にして下さい。
長期投資でトータルリターンに拘りたいのであればVOOという選択肢は非常に有力であると言えるでしょう。
よりリスクが取れるのであればVBという選択もありです。
GAFAMもしっかりと入っているので、そういった人気銘柄に投資したい人にとっても魅力的な銘柄と言えるでしょう。
VTIの特徴
- 米国の株をまるっと買うことができるETF
- 利回りはだいたい2%程度
- 増配傾向も優秀
- GAFAMの構成比率も高い
- 経費率は0.03%

上のVTIに関する記事を読んで貰えればだいたいの特徴はわかるはずです。
私が気に入っているのはVOOと比べて小型株がしっかり入っているところです。
またテクノロジーセクターのセクター比率は30%です。
経済成長の要因は人口の増加とテクノロジーの発展であると言われているので、テクノロジーセクター比率の高さも嬉しいポイントですね。
VBの特徴
- 経費率は0.05%
- 1361銘柄で構成されている
- VOOよりもボラティリティは大きい
- 金融セクターや資本財セクターの比率が大きい
- 米国の小型銘柄に投資できる

VBはどちらかというとリスク許容度の高い人向けのETFと言えます。
VOOよりもボラティリティが大きく、上がる時は上がるけど下がるときも大きい。
そんな感じです。
VOOとVBを比較した動画もあるので参考にしてみて下さい。
QQQの特徴
- ナスダックの時価総額上位100銘柄に投資できる
- GAFAM比率が高い
- 過去10年のパフォーマンスはVOOを大きくアウトパフォームしてる
- 金融セクターは除外されている
- テクノロジーセクターが60%強

QQQの詳しい解説は上の記事を参考にして下さい。
2010年から2020年までの10年間は米国のテクノロジーセクター及びGAFAMの一強と言っても過言ではない時代でした。
そのためQQQはその波にのって凄まじい株価の成長を見せてきました。
懸念点に関しては以下の記事を参考にして下さい。

PERが非常に高くなっているので、もしGAFAMの純利益の成長性に陰りが見えてきた場合の株価急落リスクは大きいでしょう。
多くの人が群がる人気銘柄というのは得てして天井に近いと言われます。
これから買う場合は、リスクもよく理解して購入していくべきでしょう。
VGTの特徴
- 米国のテクノロジーセクターに投資できるETF
- 小型株から大型株まで買うことができる
- 経費率は0.1%
- 設定来トータルリターンは10%超え
- QQQとよく比較される

VGTはQQQとよく比較されます。特徴の違いについて知りたい場合は上の記事を参考にして下さい。
動画でも詳しく解説しています。
理由は大型株から小型株までを網羅している点、テクノロジーに100%投資できる点、GAFAMの構成比率が小さい点が私の好みだからです。
何度も言いますがテクノロジーの発展は経済成長の源泉です。
これからの米国を引っ張っていくテクノロジーセクターは間違いなく買いでしょう。
【まとめ】
長々と紹介してきましたが如何でしたでしょうか?
- SPYD
- VYM
- HDV
- VOO
- VTI
- VB
- QQQ
- VGT
合計8つのETFについて解説してきました。
投資家は一人一人投資目標が異なるので、適したETFというのも違ってきて当然です。
結局は儲けられればOK。投資目標を達成できればOKなのです。
自分の好みのETFを見つけてコツコツ長期投資を継続することこそが一番大切です。
今回の情報が参考になれば嬉しいです。